【訂正あり】自分の運用コストを計算した結果見えてきたものはとんでもない大きなものだった!
「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」のWATANKOさんが自身のブログで書かれた記事、『自分の資産運用のコストを「みえる化」してみる』は自身の運用のコストを率と絶対額で表すことでタイトルの通り「みえる化」され、コストの重要性が非常によく伝わるものでした。
それを受けて、「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」の水瀬ケンイチさんもエントリーを立てられています。
資産1000万円どころか1億円近くなると、ますます運用コストが重要になってくる
はい、その通り資産額が大きくなればコストは率としては変わらなくともその額でできることは大きく変わってきます。
確定申告時期の今、手元に申告用書類があるのでETFの税コストも計算しやすかったため、分配金の税コストも含めた実質運用コストを計算してみたところ、今の運用方針を考えなおさなければならないかもしれない事実が浮かび上がってきました。
それを受けて、「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」の水瀬ケンイチさんもエントリーを立てられています。
資産1000万円どころか1億円近くなると、ますます運用コストが重要になってくる
はい、その通り資産額が大きくなればコストは率としては変わらなくともその額でできることは大きく変わってきます。
確定申告時期の今、手元に申告用書類があるのでETFの税コストも計算しやすかったため、分配金の税コストも含めた実質運用コストを計算してみたところ、今の運用方針を考えなおさなければならないかもしれない事実が浮かび上がってきました。
まず、信託報酬(海外ETFについてはエクスペンスレシオ)ベースでの私のポートフォリオの運用コストを出してみました。
運用コスト(信託報酬ベース):年率0.1352%(小数点5位四捨五入)
次に、その他費用、いわゆる投信の隠れコスト、を含めた実質コストベースでのポートフォリオの運用コストは、
運用コスト(実質コストベース):年率0.1470%(小数点5位四捨五入)
となり、これなら大満足の運用コストです。これなら私の現時点での資産額でも絶対額ベース(年間)で手取り月収の半分以下です。
ここまでは想定の範囲内でした。
【3:08 pm on March 9, 2015 追記】
ここから先は以下に追記した理由により比較には誤った計算をしてしまっています。追記以外の部分については誤った比較であり、結語に関しても誤っています。その上で以下お読み下さい。
ETF(およびインデックスファンドの一部)では利益の一部が先に分配されてそれに課税されているのに対し、分配金を出さないタイプのインデックスファンドではその時期が売却した時点まで先延ばしされているだけで、最終的にはそのコストは税金という形で負担することになります。
そのため、分配金については先に課税されてしまうので複利効果に対して影響があることは事実ですが、分配金を出すETFやインデックスファンドで組まれたポートフォリオの実質コストの差が下の計算ほど縮まってしまうわけではありません。
【追記ここまで】
それではってことで、確定申告時期なので年間取引報告書が手元にあるから折角なのでETFの税コストも含めて計算してみよう、ということで計算してみました。
実際の計算は、実質コストベースの運用コストの絶対額に源泉徴収税額を上乗せ、確定申告の結果外国税額控除で還付されるであろう金額を引き、総コストを算出し、それを運用資産額で割りました。その結果は驚愕のものでした。
運用コスト(総コストベース):0.3597%(小数点5位四捨五入)
!!!
倍以上!!!
もちろん海外ETFの分配金は安定的に一定額が出るわけではありませんし、税制も未来永劫変わらないわけではありませんので、この総コストベースでの運用コストが続くわけではありません。
でも、でもです、海外ETFの税のインパクトがこんなにも大きいとは!
私のポートフォリオを国内籍のインデックスファンドのみで組み立てた場合の運用コスト(実質コストベース)は
年率0.4181%(小数点5位四捨五入)
ですので、その差は僅か0.06%ほど。実際の私のポートフォリオではETFへのリレーの際、インデックスファンドを売却した際の税負担、売買コスト、海外ETFの場合為替コストも負担しています。
一方、インデックスファンドは分配を出していないものが多いものの、これからも出さないわけではありません。
つまり、かなりの手間をかけて海外ETFへリレーするのとインデックスファンドで運用していくのでは大して実質的な運用コストは変わらないかもしれないのです。
実質運用コストをみえる化した結果見えてきたものはこんな結末でした・・・。
これは悩ましい!!
運用コスト(信託報酬ベース):年率0.1352%(小数点5位四捨五入)
次に、その他費用、いわゆる投信の隠れコスト、を含めた実質コストベースでのポートフォリオの運用コストは、
運用コスト(実質コストベース):年率0.1470%(小数点5位四捨五入)
となり、これなら大満足の運用コストです。これなら私の現時点での資産額でも絶対額ベース(年間)で手取り月収の半分以下です。
ここまでは想定の範囲内でした。
【3:08 pm on March 9, 2015 追記】
ここから先は以下に追記した理由により比較には誤った計算をしてしまっています。追記以外の部分については誤った比較であり、結語に関しても誤っています。その上で以下お読み下さい。
ETF(およびインデックスファンドの一部)では利益の一部が先に分配されてそれに課税されているのに対し、分配金を出さないタイプのインデックスファンドではその時期が売却した時点まで先延ばしされているだけで、最終的にはそのコストは税金という形で負担することになります。
そのため、分配金については先に課税されてしまうので複利効果に対して影響があることは事実ですが、分配金を出すETFやインデックスファンドで組まれたポートフォリオの実質コストの差が下の計算ほど縮まってしまうわけではありません。
【追記ここまで】
それではってことで、確定申告時期なので年間取引報告書が手元にあるから折角なのでETFの税コストも含めて計算してみよう、ということで計算してみました。
実際の計算は、実質コストベースの運用コストの絶対額に源泉徴収税額を上乗せ、確定申告の結果外国税額控除で還付されるであろう金額を引き、総コストを算出し、それを運用資産額で割りました。その結果は驚愕のものでした。
運用コスト(総コストベース):0.3597%(小数点5位四捨五入)
!!!
倍以上!!!
もちろん海外ETFの分配金は安定的に一定額が出るわけではありませんし、税制も未来永劫変わらないわけではありませんので、この総コストベースでの運用コストが続くわけではありません。
でも、でもです、海外ETFの税のインパクトがこんなにも大きいとは!
私のポートフォリオを国内籍のインデックスファンドのみで組み立てた場合の運用コスト(実質コストベース)は
年率0.4181%(小数点5位四捨五入)
ですので、その差は僅か0.06%ほど。実際の私のポートフォリオではETFへのリレーの際、インデックスファンドを売却した際の税負担、売買コスト、海外ETFの場合為替コストも負担しています。
一方、インデックスファンドは分配を出していないものが多いものの、これからも出さないわけではありません。
つまり、かなりの手間をかけて海外ETFへリレーするのとインデックスファンドで運用していくのでは大して実質的な運用コストは変わらないかもしれないのです。
実質運用コストをみえる化した結果見えてきたものはこんな結末でした・・・。
これは悩ましい!!
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